県民の健康・福祉を担いより一層の健全な社会育成を目指して―

新型コロナウイルス感染症に関する会長からのお願い

新型コロナウイルス感染症について、愛媛県下においては、現在はやや小康状態が維持できています。これは県民の皆様が三密を回避する努力を続けて下さっていること、丁寧な手洗いや手指消毒とマスクの着用を心がけてくださっているからであり、感謝を申し上げます。

しかし未だ新型コロナウイルス感染症の収束を見通せる状況には至っておらず、これから秋冬にかけてはインフルエンザウイルス感染症との同時流行が懸念されています。今後も注意深く感染予防対策の励行をお願いいたします。

さて、今年の愛媛県下での新型コロナウイルス感染症を俯瞰すると、感染者に対する人物特定や詮索、風評を立てたり、根拠のない職業差別や誹謗中傷が目立ちました。感染者は実際の感染とは別の非難にさらされ苦しんでいます。感染者には責任はありません。誰もが感染する可能性を持っています。誰もが『うつらない』よう工夫したり我慢をし、一方では『自分もかかっているかもしれないから人にはうつさない』という配慮が必要です。

感染者をいたずらに非難したり排除するのではなく『大変だったね。お疲れ様でした』と言えるような慰労と寛容の気持ちで社会にお迎えしていただきたいと思います。心からのお願いです。

愛媛県医師会 会長 村上 博